バイクで日本一周を想定したヘルメットの選び方

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バイク用品店に並んだヘルメット ニュース・トピックス
バイク用品店に並んだヘルメット

バイクで日本一周に出発するまでにクリアすべきことのうち、予算を確保したり、仕事の効率化を進めることは気長にコツコツと取り組んでいく必要があります。

一方、バイクに乗る装備を揃えるという点では、予算が確保できれば順番に揃えていく予定です。

特に、バイクに乗るときには、ヘルメット、グローブ、シューズは欠かせない装備です。この3つがないと、ツインリンクもてぎで開催されているようなライディングスクールでさえも参加できません。

そこで、今回はヘルメット、グローブ、シューズのうち、ヘルメットの選び方について考えます。

日本一周を走る環境

幸い、ぼくが住んでいるところは栃木県の中でも、山や川、田んぼなど緑や自然が豊かな地方都市です。

こんな環境を求めて、栃木県でも人口密度が低めで、そこそこ利便性が高そうないまの場所に移住してきました。

自然が豊かということは、都市部とは違って動物や虫もたくさんいます。クルマで走っていると、カブトムシやオニヤンマのような大きなトンボがぶつかってきたり…

夜走れば、蛾やイナゴなど小さい虫がフロントウィンドウやバンパー、ナンバープレートなどに無数に当たってきたりします。

クルマならあまり気にしなくても大丈夫ですが、バイクともなると例え高速道路でなくても、ヘルメットに当たったりしたら結構な衝撃だと思いますし、顔に直接ぶつかったら結構痛そうです。

また、ぼくは春だけでなく秋にも花粉症になるので、直接鼻や口に走行風が当たることは避けたいところ。

そんなことで、北海道をはじめとする各地のカントリー・ロードを走ることを想定すると、選択肢は2つ。

フルフェイスのヘルメットか、顔の全面を覆うシールドが付いたジェット・ヘルメットのどちらかです。

恐怖のフロントタイヤのスリップ

高校生の頃にバイクに乗りはじめてから数年間バイクに乗っていましたが、幸いなことに公道で転倒したことはありません。

しかし、友人と2人でスクーターのレースに出たときに転倒したことがあります。

友人の実家が本屋さんで、配達に使っていたスクーターをこっそり借りての出場。結果はといえば、ぶっつけ本番だったことや転倒もあり、ビリから数えたほうが早いくらいの順位だったのですが…

ぼくが走っているとき、フロントタイヤで路面からガムテープを拾ってしまい、あえなく転倒。防御するすべもなくフロントタイヤからすてんと転び、アゴから着地した鮮明な記憶が残っています。

ヘルメットのアゴの部分に大きなキズが付き、フルフェイスでなかったらと思うと今でもゾッとします。

バイクで日本一周するとき、後部にそれなりに荷物を載せることを想定すると、フロントタイヤに掛かる荷重は減少し、フロントタイヤが滑りやすい状態になります。

ゆっくりのんびりと安全第一で、転ばないように走ったとしても、未舗装路などグリップが低い状況もありそうです。

フロントタイヤがスリップしての転倒は、あまりにも一瞬のことで、手を出して受け身をとる時間的な余裕がありません。

濱田岳さんのバイクで日本一周するドラマでは、大きなシールドが付いたジェットヘルをかぶっていて、シールドを上げると風があたって気持ちよさそうではあるのですが、万が一のことを考えるとフルフェイスのヘルメットの方が安心かなと考えています。

とはいえ、フルフェイスのヘルメットでも衝撃が大きい場合は、顎よりも首への衝撃が大きくなるということもあるようで、一概にジェットヘルが全くダメということではないとは思います。

本命のフルフェイス・ヘルメットについて考える

ということで、思い切ってジェットヘルは一旦候補から外して、ここからは本命のフルフェイスのヘルメットについて考えていきます。

では、どんなヘルメットを選べばいいのか、ヘルメット選びで気になる項目をリストアップしてみました。

  • 安全性
  • 機能性
  • フィッティング
  • 身体への負担(重さ、風圧)
  • 静粛性
  • 色・デザイン(バイクとのマッチング)
  • メーカー
  • 価格

こんなところでしょうか。順番に考えていきます。

安全性

バイク用のヘルメットには、PSC、SG、JIS,SNELLなど、いろいろな安全基準や規格があります。

詳しい規格の話はここではしませんが、JIS規格を通過する安全性能を持っているヘルメットを選びたいと考えています。

名の通ったヘルメットメーカーの製品であれば、大半のフルフェイスヘルメットがJIS規格を通過しているようです。

機能性

フルフェイスか、ジェットヘルか、みたいな単純な話をしてきましたが、最近ではヘルメットも多機能になっています。

インナーバイザー

ヘルメットのシールドとは別に、中に日差しよけになるインナーバイザーを装備しているものがあります。

通常のフルフェイスヘルメットでは、シールドをクリアからスモークに変更したりするのが一般的でした。

ただ、それだと日中はスモークで問題なくても、夜間は見えにくくなるので、両立することが難しかったのです。

それを解決するインナーバイザーは重くなるのが難点ですが、画期的な装備です。

システムヘルメット

システムヘルメットといって、見た目はフルフェイスだけど、アゴの部分からシールドごと開けることができるタイプのヘルメットがあります。

いちいちヘルメットを脱がないといけないフルフェイスとは違って、アゴの部分から開けることができると、会話もスムーズにできますし、飲み物を飲むのにもヘルメットを脱ぐ必要がありません。

ジェットヘルのような使い勝手で、フルフェイスヘルメットに近い安全性がありそうです。

懸案としては、ヘルメットの帽体の強度や重さ、価格が高くなることなどが考えられます。

機能性についての考察

とはいえ、ぼくはクルマを運転していても、普段からサングラスをほぼ使いません。どうも眼が暗さに弱いようで、トンネルとかに入ったときにスモークのシールドだと見えにくくなるので、インナーバイザーは必要なさそうです。

また、50代に入ってからというもの、筋肉疲労の回復に時間がかかるようになってきています。システムヘルメットは便利そうですが、単純なフルフェイスヘルメットの方が軽くて、首や肩への負担が少ないのではないかと考えています。

他にも機能性のチェックポイントとしては、ヘルメット内部の通気性やベンチレーション、シールドの交換のしやすさ、内装の洗浄の可否、インカムの装着できるかといったことが気になります。

サイズ・フィッティング

フィッティングに関しては、SHOEIやAraiのヘルメットであれば、恐らくMサイズで問題ないはずです。

久しぶりのヘルメットの購入になるので、実際に購入するときには、試着をさせてもらったり、フィッティングサービスを利用したりして、適切なサイズに調整されたものを購入したいと思います。


Arai(アライ) RAPIDE NEO(ラパイドネオ)

身体への負担(重さ、風圧)

気になるのは、ヘルメットの重さと、前方からの風による首への負担です。

ヘルメットが重いと、安全確認のときに首を振ったり、バイクの路面からの振動を受けたときに首に負担が掛かります。

不用意に首を動かしたり、路面から急な衝撃を受けたりすると、筋肉が凝り固まっていたりしたときに、鞭打ちになって首や肩が痛くなったりします。しかもなかなか治らないんですよね。

前方からの風圧も、慢性的に前方から風を受けたとき、ヘルメットが重いとそれだけ首に負担が掛かります。

メーカーは風洞テストを実施して空力性能なども考えているはずですから、そのあたりもチェックしてみたいと思います。

静粛性

静粛性は、主に音を遮断する性能と、内装材などによって吸音する性能で決まります。

フルフェイスヘルメットの場合は、そもそも頭部全体が覆われるため遮断性能に優れていて、内装材もあるので他のジェットヘルなどと比べると単純に静粛性は高くなると考えられます。

色・デザイン(バイクとのマッチング)

フルフェイスヘルメットにもデザインの違いがあり、購入するバイクに合ったデザインのものを選びたいです。

オフロードのバイクで例えばセロー250を購入したのに、レーサーレプリカのヘルメットは合わないでしょうし、レーサーレプリカのバイクを購入したのに、オフロード用のフルフェイスヘルメットだと違和感があります。

そこは、バイクのデザインに合った形状のヘルメットを選びます。

ということは…

ぼくの想定では、バイクを買う前にヘルメットを購入する予定なのですが、ヘルメットを購入する段階である程度候補になるバイクは絞っておく必要があるということですね。

それはカラーについてもいえることですが、カラーは白とかマットブラックの単色なら、どんなバイクやウェアにも合わせやすいかなと思っています。

バイク選びについては、こちらの『日本一周のバイク選び、50代で日本一周するぼくに最適な車種はなにか?』という記事で書きました。

メーカー

メーカーについては、SHOEI、Araiのヘルメット2大メーカー、もしくはOGKあたりの日本メーカーの製品から選ぶことを考えています。

メーカーによって注力している特徴が異なり、機能性やデザイン性に優れた製品が多いのはSHOEI、安全性ではArai、コストパフォーマンスの高いOGKといったところでしょうか。

価格

価格は、どのメーカーのヘルメットを購入したとしても、上限は6万円以内くらい。SHOEIもしくはAraiだと、概ね4万円台から5万円台が購入しやすい価格帯です。

コストパフォーマンスに優れたOGKは、2万円台からJIS規格のフルフェイスヘルメットがあり、予算的にも低く抑えられるのが魅力です。

そもそもヘルメットは、頭部を保護する安全装備であることを考えると、価格だけで決めるのはどうかとも思います。

安全性に加えて、他の性能やデザイン、価格なども含めて、総合的に判断する予定です。

まとめ

今回はバイクに乗るときに欠かせない、ヘルメット、グローブ、シューズの装備のうち、ヘルメットの選び方について考えてみました。

ジェットヘルの開放感は魅力ですが、安全性を考えるとフルフェイスのヘルメットが現在の本命です。

実は候補になりそうなヘルメットもこの記事で書こうと思っていたのですが、おおよそでもどんな趣向のバイクを選ぶかだけでも決めないと、ヘルメットさえ選定できないことに気づきました。

具体的なヘルメットの候補については、バイクの候補をもう少し絞り込んだ後に、この記事に追記するか、別の記事で書きたいと思います。

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