いまごろ何いってんだって話なんですが…、バイクで日本一周するにはバイクが必要です。
なにせ「あるのは免許だけ、バイクなし、予算ゼロ、家族の説得はこれから。ブランク30年の50代リターンライダー」というのが、ぼくの現在の状況です。
まだリターンさえもしていなかったりしますが、それはさておき。
今回は、50代で日本一周を目指すぼくに最適なバイクの車種はなにか、バイク選びについて考えてみました。
日本一周するバイク選びの要件
最初に、日本一周を想定したバイク選びの要件をリストアップしました。
- 値段は安い方がいい
- 燃費は良い方がいい
- パワーは必要十分であれば可
- 身体への負担と疲労が少ない
- 故障しにくい
- 日本全国で整備が受けられる
- 荷物が積載できる
- 普通自動二輪免許で乗れる(排気量400cc以下)
- ぼくが走りたい走り方に合ったバイク
もしかすると後から他にも出てくるかもしれませんが、ここで挙げた項目について順番に考えていきましょう。
値段は安い方がいい
日本一周するにはそれなりに費用がかかります。
しかもぼくの場合、バイクも持っていないのでその予算も考える必要があり、バイクの値段は安いに越したことはありません。
しかし、安ければいいというわけでは無く、値段以外の要件を満たした上で値段も妥当な車種を選びたいです。
値段を考えるとき、新車にするか、中古車にするかという悩みも加わり、最初の項目から悩みは深まります。
燃費は良い方がいい
バイクの値段と同じように、燃費もまた日本一周の予算に影響します。
ガソリン代はやっぱり安い方がいいですし、給油の回数が少なければ単純に給油の手間も省けます。
意外と給油って面倒臭いんですよね。
また、日本一周ともなると、都市部のように当たり前にガソリンスタンドがある訳ではないと思います。
燃費が良ければ、次のガソリンスタンドがなかなか見つからない不安やストレスも感じにくくなるはずです。
燃費は主に排気量とエンジンの出力、車重などの要因が大きそうです。
パワーは必要十分であれば可
持て余すようなパワーは、日本一周したいという、いまのぼくにはもう必要ありません。
海岸線を眺めながらゆっくりと走ったり、高原のワインディングロードをゆったりと心地よく走れればOKです。
目を釣り上げて全開で走りたいならサーキットに行きます。
でもぼくがしたいのは、濱田岳さんのバイクで日本一周するドラマのように、日本の景色や空気を感じながらのんびりと走りたいのです。
そう考えると、125ccで一般に市販されているバイクであれば、パワーに関しては十分満たしていると思われます。
身体への負担と疲労が少ない
40代までは体力に不安を感じることはあまりありませんでした。どちらかといえば、40代はメタボな課題が多かったように思います。
しかし50代に入ってからは、メタボに加えてロコモやフレールと呼ばれるような運動機能の低下が気になってきます。
使わない筋力がどんどん落ち、動かさないとギクッとなるぎっくり腰を繰り返したり、五十肩のような筋肉系のトラブルが増えました。
ですので、身体への負担が少ない車種を選びたいと思います。
また、日本一周となると連日走行することによる疲労も蓄積されていきますから、疲労が少ないことも大切です。
身体への負担は、主にライディングポジションと、走行時の風圧、荒れた路面での乗り心地、エンジンからの振動といった要素が考えられます。
前傾姿勢を強いられるスーパースポーツ系だとちょっと厳しいような気がしています。
故障しにくい
バイクで日本一周するには、かなりの距離を走ることになるので、最低限でも日本一周を走破するだけの耐久性は必要になります。
短絡的に考えると、日本メーカーの新車を買えば、比較的安心と考えられそうです。
日本メーカー以外でも、信頼性の高いメーカーはあるので一概に日本メーカーと決めつける必要はないかもしれません。
また、新車に限らず程度の良さそうな中古車も選択肢の1つです。いまバイクを買おうとすると昔に比べて値段がすごく高いように感じるので、高騰しているとはいえ中古車は予算的にもメリットがあります。
ただ、どんなに気に入った車種のバイクであったり、値段が安いからといっても、故障という観点で考えると走行距離が多いバイクは避けた方が無難ですね。
日本全国で整備が受けられる
日本全国を走り回るとすると、オイルやタイヤなど消耗部品は交換が必要になります。
オイルやタイヤならバイク部品の販売店でも対応できそうです。
しかし、万が一故障したり不具合が出たときには、サービスを受ける必要が出てくるかもしれません。
ぼくの場合はJAFに入っているので、故障してバイクが動かなくなったとしても、なんとか困らない場所までは運んでもらえると思いますが、選んだ車種によっては修理してもらえるかどうかは微妙です。
そんなときは、メーカー系のディーラーや、レッドバロンのような全国でサポートを受けられるようなショップで購入した方が安心かなと考えています。
整備やサポートに関してはもう少し調べてみたいと思います。
荷物が積載できる
バイクにテントや寝袋、簡単な調理器具などを積んで、キャンプもしながら日本一周したいと考えています。
最低限キャリアが付けられることが条件の1つになります。
この点は、メーカー純正でなくてもメーカー社外品が充実しているので、よほど珍しい車種を選ばなければ大丈夫そうです。
荷物の積載といえばベタではありますが、通称「ホムセン箱」という、ホームセンターでよく売っている汎用のプラスチックケースをキャリアに積みたいと思っています。
普通自動二輪免許で乗れる(排気量400cc以下)
バイクの免許はぼくが高校2年生のときに取りました。当時、教習所で取れたのは中免と呼ばれていた中型二輪、いまの普通二輪まで。
大型二輪は免許センターの一発試験だけで、しかも超難関でしたから、そもそも論外でした。
いますぐ乗れるのは排気量が400cc以下のバイクです。
400cc以下で考えると、1番排気量が少ないのは50ccになりますが、125cc以上で考えています。
しかし、一回で日本一周を全て回ることは難しいかもしれません。
自宅から中断地点、再出発地点の往復に高速道路を使うことを想定すると、排気量は126cc以上が現実的な選択です。
ぼくが走りたい走り方に合ったバイク
最後に、自分が走りたい走り方に沿って、タイプ別に考えてみました。
セロー250で日本をゆっくり走る
濱田岳さんのバイクで日本一周するドラマでは、セロー250で日本一周します。
あのドラマのようにゆっくりと走る日本一周を自分でも体験するならセロー250がいいなと思っています。
キャンプ場に行く道って、昔は未舗装の道路も多かった記憶がありますし、セロー250のようなオフロードバイクだと安心です。
アドベンチャーバイクという選択
かといって、林道や未舗装路をがんがん走りたいわけではないので、オフロードバイクでないとダメということもありません。
Vストローム 250 や VERSYS-X 250 のようなアドベンチャーバイクも未舗装路の走破性は良さそうですし、オンロードの方が圧倒的に長い距離になる日本一周では選択肢の1つです。
ロイヤル・エンフィールドのヒマラヤというアドベンチャーバイクもカッコいいのですが、排気量が411ccなので、残念ながらぼくの免許では乗れません。
アップライトなポジションのオンロードバイク
一方で、バリバリ伝説のように目を釣り上げて走らないまでも、ワインディングを気持ちよく流すならオンロードのバイクの方が楽しいかな、という想いもあったりするのです。
長野のビーナスラインや、九州のやまなみハイウェイを走るなら、オンロードバイクが楽しそうです。
スーパースポーツ(SS)で走るのも楽しいかもしれませんが、のんびり走ることが目的の一つであることや、前傾姿勢なよる疲労を考えると候補からは外して考えています。
どちらかといえば、オンロード寄りでアップライトなライディングポジションのバイクが候補です。
例えば、パッと思いつくのは、SR400 や GB350/GB350S あたりです。
アメリカンはどうか?
まっすぐな道をゆっくりと走るなら、アメリカンもいいなとは思います。
ただ、ぼくが考えているワインディングロードを気持ちよく走りたいということを考えると、ちょっと違う印象です。
でも、和製アメリカンなGN125Hなんかは、カスタムするのも面白そうですし、気になるバイクです。
まとめ
今回は、50代で日本一周するぼくに最適なバイクの車種はなにか、バイク選びについて考えました。
バイク選びには旅の目的も関係するので、どんな日本一周にしたいのか、それによって選ぶべき車種も変わってきます。
具体的な車種もいくつか挙げましたが、まだ決めきれるまでには至っていません。
決めきれない理由には予算が決まっていないことも影響していますが、いろいろな要件を書いたものの最終的には自分が乗りたいバイクをインスピレーションから選ぶことになるのでしょうね。